まどか

2011年7月 9日 (土)

7/9(土)「ユニバーサル・カフェ プロジェクト」に参加してきました(by まどか)

平成23年7月9日、上尾公民館にて開催された「ユニバーサル・カフェ プロジェクト」に参加してきました。

主催は「地域福祉計画をすすめる上尾市民の会」さん。

第一部は「暮らしの中の放射線を考える」をテーマとした、DVD視聴と講演会。第二部は、参加団体による顔合わせ・・・という二部構成の会。

「そもそもユニバーサル・カフェとは何?」といった基本的な概念の説明に始まり、各団体の活動紹介なども行って第一回の会合は和やかに終了しました。

以下、参加当日の記録を簡単に記しておきます。

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◆第一部
【テーマ】「暮らしの中の放射線を考える」 
【講 師】大前 万寿美氏 (消費生活アドバイザー)
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6年前、さいたま市内の生活クラブ生協で小出裕章先生が行った講演を収めたDVDをまず視聴しました。原子力発電所および六ケ所村の核燃料再処理施設の仕組み、それらの施設から出る放射能(および放射線)について等の基礎知識を学びました。

チェルノブイリの事故や、広島・長崎の原爆など、関連した話題も平易な言葉で説明してくださり、大変具体的でわかりやすい内容でした。現在、福島で起きている事故への理解が深まりました。

DVDを観た後は、大前万寿美さんのご講演。
「内部被ばくのメカニズム」について、詳しく説明して戴きました。
「自然放射線と人工放射線の違い」、「放射線と細胞修復機能について」、「ペトカウの実験」、「危険な核のごみ」など、どれもタイムリーに知りたかった内容のお話ばかり。

お話の最後には「今、わたしたちにできること」を3つ挙げて下さいました。

1. .50代以降の細胞分裂が緩やかな世代は、今回のような場合は放射線の影響がほとんど出ない。(7/9時点でのお話。) 

(1)放射線不検出の食品は、若い人へ優先して。
 大人が譲って次の世代を守ることが大切。

(2)「語り部」になろう!
 食品を譲るだけでなく、放射能の怖さや次世代のエネルギーを考える上での基礎知識などを、若い人たちに伝えてゆくことも大切な仕事。

2. 節電の方法として「アンペアダウン」も有効な手段。

3. ガスをもっと活用しよう!
 お湯を沸かすことは、電気ポットを使わなくても出来るはず。
 電気じゃなくても出来ることに、わざわざ電気を使わない。

どれも身近に出来ることばかり。
なかなか先の見えない状況を嘆くばかりでなく、私たちひとりひとりの行動の積み重ねが、大きな結果に繋がってゆくのだということも、あらためて実感しました。

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◆第二部
 ユニバーサル・カフェ プロジェクトについて------------------------------------------
1. ユニバーサル・カフェ プロジェクトチーム事務局より趣旨説明

2. 各団体の活動紹介
 今回は、上尾市内で活躍する11の団体が顔を合わせました。
 福祉、国際交流、歴史探訪、子育て支援など、さまざまな分野で活動するみなさんの自己紹介を聞くのは大変楽しいひとときでした。

3. 今後の進め方について
 「学びながら、楽しみながら知りあおう」をモットーに、「ユニバーサル・カフェ」を設立することを目標としながら、定期的にカフェイベントを開催してゆくことを確認しました。

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☆「ユニバーサル・カフェ」とは?
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「上尾市在住の誰もが、自分らしく、協働・共生して幸せに暮らせる」といった夢・ビジョンを持って気楽に集まることのできるベースキャンプ・・・それがユニバーサル・カフェの概念だそうです。

以下は、ユニバーサルデザインの7つの原則です。

 ・誰でも公平に利用できること
 ・使う上で自由度が高いこと
 ・使い方が簡単ですぐわかること
 ・必要な情報がすぐに理解できること
 ・うっかりミスや危険に繋がらないデザインであること
 ・無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること
 ・アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること

これらの考え方を、今後のカフェ作りの指標として活動してゆくことになりそうです。

当日は、私たちの会の趣旨や上映会に関するインフォメーションを掲載した『上尾 de 映画の時間 通信』も配布。他の会の方から、「目で聴く映画」、「耳で観る映画」を楽しみたいとのご要望や、「自主上映したい作品があるのだけれど」といったリクエストも早速戴きました。

「まちの映画館」と「ユニバーサル・カフェ」。
映画を観た後に、食事やお茶が出来るスペースがあったら、なんて素敵なんでしょう!
お互い、とっても相性が良さそうなので、融合したスペースづくりが出来たらなあ・・・と夢は大きく膨らんでゆくのでした(^-^)

※次回は8/20(土)に開催予定とのことです。

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2011年6月17日 (金)

『父×渋谷×ファンタジア』 ( byまどか)

みなさま、こんにちは。
『スタッフブログ』および公式サイトの管理人をつとめさせて戴いております「まどか」と申します。
Webに関する不具合などございましたら、どうぞお気軽にお知らせくださいませ。よろしくお願い申し上げます。

簡単に自己紹介をば。

デジタル系ツールを使いながら、職場の広報まわりの仕事に携っております。きらきらしたもの、ちっちゃいもの好き。
ジャンプと『銀魂』をこよなく愛でております。
日々、デジタル処理を行いつつも、「映画を見るなら、DVDじゃなくてちっちゃくてもいいからスクリーンで観たい!」な人。

そして、上尾の街に住む人々が大好き!
この街に住むいろいろな方たちと繋がりたい、と、日々願っております。以上の経緯から、この会に参加させていただきました(^-^)。

詳しいプロフィールにつきましては、Twitterのこーんなところあーんなところをご参照くださいませ。

◆本日は「はじめて映画館でみた映画」について、おしゃべりしてみようと思います。

はじめて映画館に足を運んだのは、小学校2年生の時でした。
父と一緒に、ディズニー映画の『ファンタジア』を渋谷で観たのです。

ちいさい頃から、宇宙や星にとても興味がありました。
よく父に五島プラネタリウムへ連れて行って貰っていましたし、天文図鑑は大のお気に入りでした。

普段は家族全員で外出するのですが、あの日は妹が生まれたばかりだったので、父と二人きりで外出したのを覚えています。
プラネタリウムを堪能した後、なぜか父が「まだ時間があるから映画でも観よう」と、同じ建物の違う階へ連れて行ってくれたのでした。
いつもなら、こんな贅沢な二本立てはけっしてありえないことでした(^^;

『ファンタジア』がはじめて公開されたのは1940年代。
父と一緒に観たのは、公開後30年近く経っていたはずです。

にも関わらず、とても斬新な映像でした。
レオポルド・ストコフスキー指揮、フィラデルフィア管弦楽団の演奏の美しさ。そしてシュールな場面展開に、こどもながら、すっかり心を奪われてしまいました。

「禿山の一夜」、「魔法使いの弟子」、「くるみ割り人形」などの名曲に合わせ、ディズニーのキャラクターたちが、変身したり、キラキラ光ったり。
画面のあちこちで、光と色が華やかにはじけていました。
音と色の洪水に全身を揺さぶられ、2時間はあっという間に過ぎて・・・。

今あらためて思い返してみると、音源にはかなりノイズが目立っていましたし、CGのない時代でしたので現在のアニメに比べれば映像も迫力負けするかとは思います。
あらためてDVDを観たとしたら、レトロ感を強く感じることでしょう。

けれど、私の心の中のキラキラ度は、少しも損なわれることがないように思います。

大好きだった父と二人だけのおでかけ。
「すごーい!すごーい!」と思わず何度も歓声を上げていた私の横で、やさしいほほえみを浮かべていた父の静かな佇まいが、映画の中で流れた曲を耳にする度思い出されます。
胸の中にしあわせな気持ちがいっぱい甦ってくるのです。

生まれてはじめて観た映画が、“言葉ではなく音楽が主体”であったというのも印象深いですね。
ことばや思考を超え、心とからだに直接訴えかけてきた作品がはじめての映画であったのは幸運なことでした。

映画館で観る映画は、自宅でひとり見るDVDとはちがった楽しさがあります。
横に座る人から伝わるあたたかなぬくもり。場内に広がる笑いや涙。
あの独特な空気に触れると、心がほんわり柔らかになるのを感じます。

さて、今年はどんな映画で私の心は耕されてゆくのでしょうか。
そして、どんな人たちと楽しい経験をシェアしてゆくのでしょう。
第二回の上映会に向けて、心はわくわくしています(^-^)

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